2005年……26,165件
2010年……60,609件
2015年……85,622件
どんどん増えているこの数字は、HIV郵送検査の件数です。
(出典:Research on Sexual Health Promotion for MSM in Japan)
検査会社9社だけの集計ですので、実際はもう少し多いと思われます。
HIV検査(エイズ検査)は保健所などで無料で受けられますが、その件数はここ10年で少しずつ減ってきています。
それに比べて、自宅で検査を受けられる「HIV検査キット」の利用者は増えています。
上のデータが示すように、まもなく10万件を超えそうな勢いです。
自宅で、郵送で、匿名でHIV検査をしたい。
そんなニーズが年々高まっています。
年間で10万人近くが利用している、
「HIV検査キット」とは、どのようなものなのでしょうか?
基本は、保健所へ行こう
「HIV検査をしたい」と思ったら、まずは無料検査を検討してみてください。全国の保健所などで実施していて、匿名で受けられます。平日の日中だけ実施という保健所も多いですが、無料で受けられます。
場所はここから検索できます。
HIV検査相談マップ
・保健所に行きたくない
・誰とも会わずに検査を済ませたい
などの保健所の検査を利用できない事情がある方は、郵送検査を利用してみてください。
HIV検査キットって何?
注文から、検査の結果を知るまで、すべてスマホやPCでできるサービスです。
誰とも会うことなく、また誰にも知られることなく、検査が終わります。
ざっくりとした流れはこんな感じです
検査キットが届く
自分で採血する
ポストに投函して返送
数日後、ネットで結果を確認する
いくらするの?
検査会社によって料金は違いますが、HIVだけの検査だと3,000円〜5,000円が相場です。
大手検査会社GMEさんのHIV検査キットは、
4,730円(税込)
です。
送料、返送料、結果の郵送料、代引手数料もすべて含まれています。
郵送検査に慣れている人用の、採血器具の予備がないパッケージだと、
3,440円(税込)
と、かなり安くなります。
差出人でバレない?
GMEさんの場合は、会社名・個人名の好きなほうを選べます。心配な方は個人名で送ってもらいましょう。
また、伝票の品名も「商品」や「プラスチック製品」と書かれているので、荷物の外見から検査キットが入っているとはわからないようになっています。
(画像出典:GME 医学検査研究所)
通常配送だとこんな感じで届きます。
自宅に届いてほしくない人は
同居人に知られず、受け取る方法があります。
郵便局留め、またはヤマト運輸のセンター留めです。この場合は本人確認が必要なので、匿名での申込はできません。
自分で検査ってどうやるの?
小さい針を指に刺して、血液を出し、検査用紙に染み込ませます。あとは用紙を返送するだけです。
やり方の動画があります
GMEさんの公式動画です。2分ちょっとで見られます。
痛い?
針は小さいので、ちょっとチクっとするくらいです。自分でタイミングを決められるので、注射針を刺されるよりは痛くないと思います。
信頼できるの?
こればかりは、検査会社を信じるしかありません。
GMEさんの努力
例えばさきほどのGMEさんでは、検査の精度を高めるために、様々な取り組みをしています。
・最新の分析機器を使った遺伝子検査
・スタッフの技術アップのためのセミナー参加、研修会の実施
・保健所による立入検査の実施
・検査は国家資格の臨床検査技師が担当
GMEさんは検査精度の高さを売りにしています。このように、公式サイトなどでしっかりアピールしている会社を選ぶのが良いでしょう。
ちなみにGMEさんは結構がんばっている会社です。
GMEさんのすごいところ
365日、ずっと運営
土日祝日も商品の発送をしていますので、急いで検査したい人にはとくにおすすめの会社です。
送料関係が無料
上の方にも書きましたが、
・商品の送料
・検体の返送料
・結果を郵送したときの郵送料
・代引きにしたときの手数料
これらはすべてGMEさんが負担してくれます。送料無料は500円以上変わりますので、かなりお得。
お申込みはこちらからどうぞ
申し込む前に注意点
HIV検査は、感染したかも?と思われる日から3ヶ月以上経ってから行うのがおすすめです。
確実に陰性(感染していない)を確認したい場合は、疑いのある行為をした日から3ヶ月経ってから検査しましょう。