マイナビが運営する転職エージェント、
「マイナビクリエイター」。
WEB業界とゲーム業界に特化した転職支援サービスということで、IT業界の中でもニッチな職種を取り扱っています。
マイナビクリエイターを通じて、WEBディレクターへの転職を目指したNさんから、実際の体験談を聞きました。
マイナビクリエイターとは?
就職情報でおなじみマイナビ系列の、転職支援サービスです。
特徴としては、
・WEBクリエイター
・ゲームクリエイター
を専門として扱っていること。
専任のキャリアアドバイザーがついてくれて、就職活動をサポートしてくれます。
費用は無料です
利用料などはかかりません。
無料でいろいろお世話してくれるなんて、そんなウマい話はあやしいんじゃないの?と思うかもしれませんが、就職をあっせんした会社から収益を上げています。
よって、利用者はとくに費用がかからないのです。
誰でも登録できるわけではない
職歴によっては、登録ができないケースもあります。
業界未経験の場合がどうなるかは、後で紹介します。
マイナビクリエイターの向き不向き
向いている人
まず当たり前ですが、WEB関係職またはゲーム関係職を希望している人です。
特化したサービスですので、厳選された求人情報を見ることができます。
業界経験者であれば、問題なく利用できるでしょう。
大手企業での職歴があれば、より有利です。
向いていない人
東京近郊・大阪・愛知・福岡の求人情報がメインなので、それ以外の地域で就職を希望する人には向いてません。
そもそも、この手の職種は地方に求人が無いのが現状です。
未経験でも大丈夫?
業界未経験でも、マイナビクリエイターを利用することでWEBやゲーム関係に就職できるのでしょうか?
一言で言えば、「未経験ならポートフォリオが必須」です。
言い換えると、ポートフォリオがない未経験者が登録するのは難しいでしょう。
クリエイター系のスクールを卒業していても、ポートフォリオはやはり欲しいところ。
ここでのポートフォリオとは、自分で作ったWEBサイトや、ゲームやアプリなど、人に見せられる実績です。
マイナビクリエイターに求人を出している企業は、すでに技術や経験を持っている人材を求めています。
未経験者が厳しいのは仕方のないことです……。
実際に申し込んだらどうなる?
今回は、WEBディレクター(正社員)への転職を目指して、マイナビクリエイターを利用したNさんから直接お話しを聞きました。
それを元に、実際の活動の様子を紹介します。
まずはネットから申込み
マイナビクリエイターのサイトに行くと、無料申込のボタンがありますので、ここから申し込みます。
最初は氏名・生年月日・連絡先・希望職種など、簡単な項目だけです。
ポートフォリオ作成ツール「MATCHBOX」を使用する(無料)
のチェックは入れておきましょう。
あとで説明しますが、マイナビクリエイターの売りでもあるので、利用するのがおすすめです。
審査が通れば面談へ
申し込んだ内容で審査に通れば、キャリアアドバイザーとの面談へ進みます。
前に書いたとおり、未経験でポートフォリオが無いなど、実績が不十分とみなされると登録できないケースもあります。
東京なら新宿エルタワーで面談
東京在住のNさんは、面談場所として新宿が指定されました。
新宿駅から歩いて5分ほどにある、「新宿エルタワー」の27Fにある、マイナビクリエイターのオフィスです。
ハローワークのあるビルですね。
かなり遠方で新宿に行きづらい場合は、電話での面談もできるそうです。
面談は約1時間
担当のキャリアアドバイザーさんと、マンツーマンでの面談です。
小会議室で行われるので、他の人が気になったりはしません。
内容はまずヒアリングから。
希望職種や希望年収、具体的にどのような仕事内容を希望するかなど、キャリアアドバイザーさんが聞き取ります。
また、ポートフォリオがある人はここで提出します。
Nさんの担当についてくれたのは、30代前半の男性で、とても話しやすい人だったとのこと。
流れによってはそのまま求人紹介
Nさんのケースですが、面談が一通り終わったあと、さっそく求人票を見せてもらったそうです。
その数、なんと100件以上。
すべてにコメントがあったわけではないですが、
「ここは残業が多いからちょっと大変ですよ」
「ここはまだ新しい会社ですけど、職場環境はとても良いです」
など、個々の会社についてのコメントもあったようです。
求人票をもらって面談終了
Nさんは一旦求人票を持ち帰って検討することにしました。
ペーパーなので結構な量だったそうです。
後日、メールで応募
気になった求人に応募するには、キャリアアドバイザーさん宛にメールで申し込みます。
まずは書類選考、という企業がほとんどですので、応募にあたって改めて履歴書などを作る必要はありません。
マイナビクリエイターさんに登録した情報を元に、キャリアアドバイザーさんが書類を送ってくれます。
書類選考結果はマイナビクリエイター経由
書類選考に通過すると、キャリアアドバイザーさんから連絡があります。
書類選考で落ちた場合は、とくに連絡がないそうです……。
面接の結果もマイナビクリエイター経由
書類選考の次は各企業へ行っての面接です。
面接の結果は、採用でも不採用でもキャリアアドバイザーさん連絡が来るとのこと。
マイナビクリエイターの強み
Nさんから聞いた、マイナビクリエイターの良いところを紹介します。
求人情報が絞られている
WEB業界とゲーム業界に特化しているので、余計な求人情報がなく、かなり絞りこまれたものが見られます。
ポートフォリオをWEB上に作成、公開できる
ポートフォリオ作成ツール「MATCHBOX」を使うと、自分の作品をWEB上に掲載し、アピールできます。
無料で使用でき、また誰でも見られるよう公開できるので、使わない手はありません。
面接対策などのアドバイスは手厚い
書類選考が通ったあと、メールで、個々の会社に対しての面接対策のアドバイスが長文で送られてきたそうです。
面接での振る舞いはどうしたらいいか迷うので、ありがたいですね。
大手企業の案件が多い
マイナビ系列とあって、登録されている求人情報は、有名な大手企業が多いようです。
ここがちょっと……というところ
こちらもNさんから聞いた、マイナビクリエイターの不満点を紹介します。
思っていたよりも親身ではなかった
個人の印象によりそれぞれな部分でもありますが、Nさんが思っていたよりは「わりと事務的な対応」だったようです。
希望を聞いて、それに応じた求人票を渡して、あとは自分でがんばって……というような印象を感じたそうです。
大手志向じゃないと難しいかもしれない
Nさんは前職が小さな会社だったせいか、大手への応募はなかなか難しかった様子。
中小企業勤務から大手へのステップアップというのは、現実的にはかなり厳しいのかもしれません。
もちろん、大手から大手への転職を考えている人には、マイナビクリエイターは心強いと言えます。
WEBやゲームの仕事を目指すならおすすめ
以上がNさんの感想を元にしたマイナビクリエイターのレビューです。
特化型だけあって、なかなか一般的な求人サイトには流れない求人に触れられるのもメリット。
ポートフォリオを公開できるサービスも無料で使用できるので、実績をアピールしやすい環境が用意できます。
WEB関係・ゲーム関係の職歴があり、同じ業界への転職を考えている人にはおすすめのサービスです!