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YURUMI主催「オープンダイアローグ体験会」を見学してきました。(2回め)

9月1日(日)に都内で開催された、
YURUMIによる
「オープンダイアローグ体験会」
を見学させていただきました。

同イベントへの参加は2回目!
今回も内容をレポートします。

オープンダイアローグって何?

オープンダイアローグがどういったものかは、以前の体験レポート記事にまとめていますので、どんなものか知りたい方は先にこちらの記事をご覧ください。

YURUMI主催「オープンダイアローグ体験会」を見学してきました。

今回のスケジュール

今回のスケジュールは以下のような流れでした。

アイスブレイクのためのボードゲーム

座談会

オープンダイアローグ体験会

アイスブレイクでボードゲーム

今回も参加者同士で打ち解けるために、最初にボードゲームで遊びました。前回と同じ、「ドミニオン」です。

僕もドミニオンに参加させていただいたのですが、他者を邪魔してお金を獲得するカードを乱用していたら、最終的には、そのお金を巻き上げられるという因果応報な結末に!

……と、空気もほぐれたところで、まずは参加者同士での座談会が始まりました。

不登校にまつわる座談会

トークテーマは、不登校当事者における「理想の居場所」または「理想の出口」について。

座談会の発言から、いくつかピックアップします。

そもそも学校の選択肢が少ない。公立から私立で状況が変わる人もいるが、それ以外となるとなかなか思いつかない。
大規模校では単純に何百人と生徒がいるから、自分に合う人が見つかりやすい。フリースクールだと、人数が少ないから、その中に自分に合う人がいなかったら行き詰まってしまう。
普通の学校は、どうしても定型発達用に作られてしまっている。
オンラインスクールでも、友達がたくさんできるぞ、と言われて入ったものの、友達ができなくて中退する人も多い。オンラインだから良い面もあるが、対面でのケアができない弱点がある。
フリースクールは自治体によって質が違いすぎる。
フリースクールは、家でも学校でもない第3の場所として機能はしていたけれど、本格的な勉強ができない。勉強をきちんとフォローしてくれるところがあるといい。通信制高校も、科目が少ないところが多い。
どの選択肢でも、やはり費用の問題がある。出口を考える前に、そもそも費用面で居場所に入れないという人もいる。地方のフリースクールの経営は厳しいところが多い。
フリースクールで、ネット禁止の環境は納得できない。ネットやアプリで勉強したい人もいる。教科書とノートでは勉強しづらい人だっている。きちんと勉強ができないから、カードゲームばかりやっているところもある。
ずっとトランプばかりやっているところは、第1段階で止まっている。不登校の受容はできているけれど、その先がない。主体性を尊重するのは良いけれど、主体性をもたせるきっかけを与えることも大切。

現在のフリースクールが抱える課題についての発言が目立ちました。

そろそろオープンダイアローグの体験の時間、ということで座談会は終了。

オープンダイアローグ体験会

当日は体験者が6名。
今回は、3名ずつ、2つのグループに分かれました。

前回の体験会で、オープンダイアローグは
話す人(1名)
聞く人(1名)
観察する人(2名以上)

の役割に分かれるため、最低でも4名必要と書きました。

しかし、一人が「聞く人」と「観察する人」を兼ねることで、3人でも実行できるとのこと。

話すテーマは、
・人間関係での困りごと
・人間関係で心がけていること
のどちらか、と指示がありました。

全体のタイムキーパーは、YURIMIのスタッフさんが務めます。

オープンダイアローグ 1セットめ

グループごとに分かれて、オープンダイアローグ体験が始まりました。
両方のグループを同時に見学するのは大変そうだったので、女性2名・男性1名のグループを見学することにしました。

今回はこのような進行です。

話す人と聞く人の対話(10分)

聞く人と観察者の対話(リフレクション)(5分)

話す人と聞く人の対話(3分)

3人で感想のシェア(2分)

トークテーマは「人間関係での困りごと」を選んで、話す人が語っていきます。

1セットめでは、観察者の発言で、話す人が「そういう見方もあるんだ、って思いました」と述べていたのが印象的でした。

2セットめ、聞く人を体験してみた

2セットめでは、急遽お願いをして、聞く人として参加させていただくことに。

よって、聞く人、話す人、観察者2名の計4名での進行となりました。

2セットめのテーマは、話す人が「人間関係で心がけていること」を選択。

まずは、僕(聞く人)と話す人との対話の時間が10分。
いざ始まってみると……なかなか質問するのが難しい!

テーマが“心がけていること”なので、話す人が「こういうことに心がけています」と語るとと、「うんうん、なるほど、そうですか」と、そこで会話が終わってしまいそうになるのです。

いろいろ話題を広げようと質問をしてみますが、その答えが話す人の主観であったり、事実であったりするので、その都度「なるほど、そうですか」で終わってしまいそうになるという難しさがあり……。

10分がとても長く感じてしまいまいた。印象として、うまく広がらないままにターン終了。

次は観察者2人のターン。
とは言え、一息休めるというわけではなく、観察者たちの話をしっかり聞かなければいけないので、脳が働きっぱなしです。

そして再び、僕と話す人のターン。
ここでもあまりうまく話題を膨らませることができず……あっという間に3分経過。

4人での感想も、なんとなくフワッとしたものになってしまい、ちょっと申し訳ない気持ちになってしまいました……。

2セット体験したところで、体験会は終了。

参加者の感想

参加者全員で、一言ずつ感想を述べていきました。

1回めと2回めで違う話題だったけれど、それぞれ盛り上がって楽しかった。
自分では全然知らなかった、人との交流の仕方があるんだなって思えた。楽しかった。
自分の考えを人に話すことで、自分はこういうことを考えていたのかと、自分の考えを再確認できた。
思考の整理がつきやすい。順序立てて深掘りしていくので、話が整理されていく。取り繕った言葉などが取り除ける。
今まで体験したことのない対話の方法で、その難しさもあった。リフレクティング(観察者)のときは、思わず会話に参加したくなった。

2回めを体験した感想

今回は、1セットめを見学、2セットめは聞く人として参加しました。

1回めの体験の記事で、「聞く人が大変なのでは?」という疑問を持ち、今回は聞く人を体験させていただきました。

やっぱり聞く人は少し大変

率直な感想として、やはり聞く人を務めるのはなかな大変でした。

話す人が10分間に積極的に話すことも少ないでしょう。
傾聴スキルよりも、聞き出すスキルがある程度求められるとは思います。

年齢性別問わず、新しい気づきのきっかけになる

今回も参加者の年齢層に幅がありましたが、10代でもポジティブな感想が述べられていました。

はっきりとした悩み事や、なんとなくもやもやしていることが「話す人」となり、自分のリアルを打ち明けようとすればするほど、より多くの気づきが得られるように思います。

やっぱりもう一度見学してみたい

前回と同じ感想ですが、全く違うメンバーでどうなるのか、やはり見てみたいと思います。

YURUMIさんでは、今後もオープンダイアローグの体験会を開催する予定とのこと。
興味のある方はお気軽に参加してみてはいかがしょうか。

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Posted by suisui