「じゃじゃじゃじゃ〜ン!」が、ウゴウゴルーガに似ている理由とは?
2018年10月から、フジテレビが新しい子ども向け番組をスタートさせました。
その名も
「じゃじゃじゃじゃ〜ン!」
です。
毎週土曜日の朝4時52分という、子どももまだ寝てるんじゃないのか、という時間帯に放送されています。
この番組、30代以上の大人が見ると、昔見た「ウゴウゴルーガ」を思い出すようです。
ウゴウゴルーガは1992年〜1994年にフジテレビで放送されていた、当時としては攻めた子ども向け番組。
じゃじゃじゃじゃ〜ン!と、ウゴウゴルーガ。
どうしてこんなにも似ているのでしょうか?
ビジュアルを比較
まずはビジュアルを見てみましょう。
じゃじゃじゃじゃ〜ン!
フジテレビ子供番組、じゃじゃじゃじゃ〜ン コンセプトヴィジュアル!
勝手に公開。土曜日の早朝!#じゃじゃじゃじゃーン #フジテレビ pic.twitter.com/50zKnwqDAf— 田中秀幸 (@Tanaka2000) October 15, 2018
ウゴウゴルーガ
出典:https://middle-edge.jp/articles/I0002811
ウゴウゴくんとルーガちゃん、そしてトマトちゃん
どうでしょうか。なんとなく似てませんか?
ウゴウゴルーガとの共通点
似ているポイントをまとめてみましょう。
すべて敬称略です。
メインキャラは男女の子役
じゃじゃじゃじゃ〜ン!では、
大野流功(7才)
竹野谷咲(7才)
の二人の子役がメインキャストです。
ウゴウゴルーガでは、
田島秀任(当時8才)
小出由華(当時8才)
の二人の子役がメインキャストでした。
二人のお相手役はCGキャラ
じゃじゃじゃじゃ〜ン!では、
「AIさん」
というロボットのCGキャラが二人のナビゲーターを務めます。
AIさん #じやじゃじゃじゃーン #フジテレビ pic.twitter.com/1MKyEwjMGX
— 田中秀幸 (@Tanaka2000) October 17, 2018
声は、現在のところ「謎の男」とクレジットされています。
……が、ネットでは「安田顕では?」という意見が多数見られます。真相はいまだ謎ですが、なるほど安田顕の声によく似ています。
ウゴウゴルーガでは、
「テレビくん」
というテレビをモチーフにしたCGキャラが二人の相手をしていました。
声は、桜井郁子プロデューサーが担当しています。
テレビくん。デザインは岩井俊雄
ミニコーナーがたくさん
どちらも、数秒から数分間の、ミニアニメや実験的な映像作品を連発します。
ネタの空気がとてもシュールなところも同じです。
じゃじゃじゃじゃ〜ン!は、
・からだざつお
・だいなしむかしばなし
・クレーンゲーマーつかみ
など。
ウゴウゴルーガは、
・ミカンせいじん
・おやじむし
・しかと
・プリプリはかせ
・あにき
など。
ミカンせいじんは今でも人気キャラ
子役の二人がCGキャラとトーク
どちらも、毎回いろいろなCGキャラが登場し、様々なお題で子役の二人とトークします。
子ども向けなのか?というような際どいネタがウゴウゴルーガでは多かったのですが、じゃじゃじゃじゃ〜ン!ではそこまで攻めた内容ではありません。コンプライアンスに厳しい時代です。
CGキャラのデザイン
どちらも、現在「フレイムグラフィックス」の代表を務める、田中秀幸が関わっています。
田中秀幸の代表作「OH! スーパーミルクチャン」
ココリコミラクルタイプのキャラも田中秀幸のデザイン
じゃじゃじゃじゃ〜ン!キービジュアル
田中秀幸は、じゃじゃじゃじゃ〜ン!のアートディレクションを務め、キービジュアルやCGキャラ全般をデザインしています。
ウゴウゴルーガでは、おやじむし、プリプリはかせをデザインしていました。
ウゴウゴルーガ経験スタッフが参加
ウゴウゴルーガに関わっていたスタッフが、じゃじゃじゃじゃ〜ン!にも参加しています。
【監修】石井浩二
→ウゴウゴルーガのディレクター
【アートディレクション】田中秀幸
→ウゴウゴルーガのCGキャラを一部デザイン
となれば、ウゴウゴルーガの要素を引っ張ってきていると思って良さそうです。
新しい世代のクリエイターも参加
藤井亮を起用
じゃじゃじゃじゃ〜ン!のミニコーナーでは、若手のクリエイターの作品を積極的に使っています。
その先鋒となるのが、藤井亮です。
石田三成のCMで有名
ACC CM FESTIVALにて金・銀ダブル受賞。藤井亮は一躍、有名クリエイターとなりました。
どこか懐かしい、石田三成CM
じゃじゃじゃじゃ〜ン!のコンテンツに参加
藤井亮は「からだざつお」などのミニアニメで参加しています。
早朝のこども番組 #じゃじゃじゃじゃ〜ン!
こんなのが毎週つづいているという悪夢。
朝四時台に誰が見ているのか…… pic.twitter.com/GY2DvkGvLK— 藤井亮 @TAROMAN (@ryofujii2000) December 22, 2018
由緒正しきウゴウゴルーガの血統
じゃじゃじゃじゃ〜ン!の特徴
簡単にまとめてみると……。
・ウゴウゴルーガのフォーマットに沿った内容
・ウゴウゴルーガのスタッフが参加
・新人クリエイターの尖った作品を使うのも共通
どうして似ているというよりも、似ているのは当たり前。
じゃじゃじゃじゃ〜ン!は、ウゴウゴルーガの後継番組と言ってよいと思います。
放送から数ヶ月、まだバズってこない
そんな「じゃじゃじゃじゃ〜ン!」、ネットの反響は少ない印象です……。
ウゴウゴルーガの時代は、CGキャラの目新しさ、子ども番組とは思えないトークテーマなどがヒットの要因だったと思います。
しかし2019年、CGキャラはいたるところで見かけますし、過激なトークはしづらいご時世。
ウゴウゴルーガの後継番組は、先代に並ぶヒット番組になれるのか?
ウゴウゴルーガのファンとしてはもっともっと人気が出てくれるとうれしいです。
下にネットで見られるリンクを貼っておきますので、ぜひご覧になってみてください。
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