【M-1グランプリ2018】大反省会より、ファイナリストのコメントをまとめました。

2018-12-09

M-1グランプリ2018放送直後に、GYAOでネット配信された「世界最速大反省会」。
ファイナリストたちを集めて敗因を語るという、演者たちにはとてもしんどい企画です。本選終了後、舞台衣装のままバスに詰め込まれて送りこまれたそうで……。

司会は陣内智則と、とろサーモンの二人。
メンタルぐちゃぐちゃの芸人たちから、陣内が上手くまわしてコメントを引き出していました。

各コンビで印象に残ったところを、抜粋で書き起こしています。
惜しくも敗れた芸人たちの、様々な言葉をご覧ください。

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陣内たちがM-1を振り返る

ファイナリストたちがスタジオ到着するまで、司会の陣内智則、とろサーモンの二人(久保田・村田)の3人でフリートークがありました。

スーパーマラドーナ武智のこと

久保田「決勝の前に、武智に話聞いたんです。そしたらあいつ、目バッキバキにして。M-1の歴代のDVD全部見たらしくて。『全システム入りました』って言ってました(笑)」
陣内「ちょっとM-1好きすぎたかもしれんな(笑)」
村田「来年は観覧席て見せてあげたほうがいいんじゃないですか」
陣内「でも(スーパーマラドーナの)田中がいい感じでさ、爪痕も残して。田中は売れるんちゃう?って思えたなあ」
久保田「へえ〜」
陣内「なんか、かわいいやん。かわいがられるやん。やってることはクソおもんないけどね」
一同(笑)
村田「田中は一切売れたいと思ってないですからね〜」
陣内「だからおもしろいねんなー」

とろサーモンは見た! M-1事件簿BEST3

とろサーモン久保田がファイナリストの楽屋に潜入してスクープした裏ネタを紹介するコーナーです。

第3位「常連にもなると」

和牛の川西が、ネタ帳を見ていると思ったら、手にしていたのはM-1グランプリの台本。司会の今田のセリフとかまで全部覚えようとしていたそうです。理由は「流れ、合間のウケ方も大事なんです」とのこと。どこで司会からフラれるか、どのタイミングで暫定BOXに来るかなど、全部計算していたようです。貴乃花親方のようなマフラーを巻いていて、妙に貫禄ありすぎなところもいじられてました。

第2位「ストイック人間」

スーパーマラドーナの武智は、M-1が始まる前にゆにばーすの川瀬名人を非常階段に呼んで、スーパーマラドーナのネタ見せをしたそうです。出場者同士、しかも後輩にネタ見せなんて普通はやらないことですし、しかもM-1でやるなんて、と陣内も驚いていました。

第1位「威圧」

かまいたちの濱家は楽屋で演者のど真ん中に立ち、ヘッドホンで音楽聞きながら周りの演者をにらみつけていたとのこと。さらには、聞いているのは音楽かと思ったら、かまいたちのネタの音声を聞いていたという。
久保田「ラッパーのエミネムしかこんなことしませんよ?」

ファイナリスト全員集合

優勝会見に出ている霜降り明星を除く、ファイナリスト全員がスタジオに集合し、ひな壇トークへ。

ゆにばーす、どうした

あまりに落ち込んでいるゆにばーすの川瀬と、はらちゃん。

陣内「川瀬、どうした?」
川瀬「もう……もう吐き出しますね」
一同(笑)
陣内「川瀬は、噛んでしまったん? そこがちょっと影響した?」
川瀬「いやだから吐き出しますと、文句とかじゃないです。自分を、本当に殺したい」
陣内「あ、自分に対する怒りか。でも、2年連続で来てんねんから」
はら「いやーほんと悔しいですし。川瀬マジで自殺するんじゃないかって思ってて」
陣内「川瀬マジであかんで」
はら「GPS埋め込みます」
陣内「川瀬そんな、全然……」
川瀬「めっちゃ気を使われてるのかしんないですけど、決勝行ったのに、LINE一通も来てないんですよ」
一同(笑)
川瀬「こんなことあります!?」
陣内「普通はね、おもしろかったよ、とか、残念やったね、とか。噛んだねー、みたいなのほしいわな」
川瀬「LINE、親からもないです。親も気使ってます」

初出場、見取り図

陣内「おもしろかった! 笑神籤のトップというのが、なあ。でも全然堂々としてたやんか」
盛山「準決勝のほうが緊張しました」
陣内「吐いたりとかしてたもんな」
盛山「審査員の皆さんが全員辛口やったんですけど……」
陣内「今回ね、俺もちょっと思った。ちょっと辛口が多かったね」
盛山「途中から僕、審査員の皆さん、セルジオ越後に見えてきて」
一同(笑)
陣内「点数高かったのに辛口、とか。かまいたちもそうやったよね?」
かまいたち濱家「やっぱ志らく師匠がビシっと厳しいこと言うてはったんで、僕も今Twitterフォローしてるんですけど、もうはずしたろうと」
陣内「やめろ(笑)」
一同(笑)
久保田「おまえが開き直って、最後しゃべってた瞬間、めちゃくちゃすべってたぞ。開き直んなおまえは!」
濱家「感じてました、一番アカンときの僕でしたわ」

今回のダークホース、トム・ブラウン

「ほげ〜」って言ってめっちゃすべったのが後悔した、という感想から始まりました。

陣内「トム・ブラウンは三振かホームランか、みたいに言われてたけど、振り逃げしてホームまで帰ってきたみたいな感じやったよ」
布川「ほげ〜」
陣内「出た、ほげ〜! だからホンマ爪痕残したと思う」
久保田「絶対増えるで、仕事」
みちお「ABCの人か誰かに言われたんですけど、バイトしてるのは僕らだけ、って」
陣内「他のメンバーは、言うても仕事してるからねえ」
みちお「だからバイト辞めれたらうれしいです」
布川「僕、携帯、2ギガですからね」

陣内「2ギガ(笑)」
一同(笑)
布川「だから、無くなったらすぐに近くのドコモショップとか言って、Wi-Fi繋いでます」

敗者復活枠のミキ

今回は敗者復活戦から勝ち上がっての出場。

昴生「敗者復活で4番引いたときはどうなるかと思ったんですけど」
亜生「僕ら4番目だったんですよ」
陣内「16組中、4番めやったんやな」
昴生「はい、もう終わったな、って思って」
亜生「いろんなスタッフさんが、『4番で(決勝)行ったやつ見たことない』とかコソコソ言うから、気が気じゃなくて」

陣内「敗者復活もレベル高かったもんな」
昴生「それに、今日はめっちゃ寒かったんですよ。でも、神様っていんやな、って思って。僕らがネタしてるときにトラックかなんか通ったんですよ」
陣内「それがええように笑いに変えてウケてんな?」
亜生「そうなんですよ!」
昴生「ああいうところで営業めちゃやっといてよかった!って思いました」
陣内「対応力がな」

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フリーで感想を聞いたのはここまで。ここからメイン企画「敗因を漢字一文字で表現しよう!」に移ります。今回のM-1グランプリの敗因を漢字一文字で表現してもらい、全コンビに語ってもらうコーナーです。

ゆにばーす「精」

精神の「精」

川瀬「僕は緊張しいなんです。今日も完全に緊張してました。緊張しないために、僕は去年から1年間、漫才の衣装で移動し続けたんですよ」
陣内「この格好で、度胸つけるために?」
川瀬「はい。その結果、あのザマ。もうフルチンになるしかないです」
陣内「自分に腹が立ってるの?」
川瀬「腹が立ってます」
陣内「どうすんの、じゃあ来年に向けては」
川瀬「どうしたらいいですかマジで(怒)」

一同(笑)
川瀬「わかるわけないでしょ! 負けたのにすぐ! 打開案が見つかるわけないんだ!(怒)」
—川瀬がネタを間違えていたことを打ち明けると
陣内「川瀬が間違えるのは珍しいんじゃないの? はらちゃん」
はら「いや、珍しくはないんですけど、やっぱり緊張はしてましたね」
—はらちゃんが言うには、本番前に霜降り明星のせいやにネタを見せると川瀬が言い出したとのこと。はらちゃんは「勝負する相手の前でしたくない」と断ったら、川瀬は「俺は見せる!」と一人でネタ合わせして、その後「完璧や!」と宣言。それで本番はめちゃくちゃ噛んでたという、話があり……
陣内「切り替えよう! な?」
川瀬「マジで、誰かLINEだけしてください」

見取り図「厳」

厳しいの「厳」

リリー「僕らだけ一言も褒められてなかったですよね」
陣内「そっか、松本さんも低めの83点で、もっと笑いがほしかったとかね」
—大阪の放送作家から褒められていると言いつつ、それが架空の人物だったというボケで一笑い取ったあと……。
陣内「でもおもしろかったよ、あたおかとか好きやで。もっと跳ねてもよかったんけどな」
リリー「ありがとうございます。2本めとかも略すやつでいろんなパターンがあったんですよ」
陣内「まあ笑神籤(で1番めになったこと)もあった、ちょっと厳しめなコメントもあった」

ギャロップ「禿」

ハゲの「禿」

ギャロップの林はネタの後、審査員の立川志らくから「ハゲ方があんまりおもしろくないんですよね。遠くで見てるとおもしろくないんだけど、モニターのサイズで見てるとどこにでもいるハゲだなって感じで、おもしろくないんで」と言われるシーンがありました。
また、審査員の上沼恵美子から「自虐はあんまりウケない。自分を蔑むって言うのは基本的にはウケないっていうことを、これだけのキャリア(結成15年)あったら知っとかなあかんわ。何してたん今まで」と、怖い顔で言われてしまうという場面も。

陣内「ハゲ方がおもんない人ね。ハゲ方がおもんない人で有名な」
毛利「今、ネットの中では『上沼怒られ枠』になってるみたいです」
—審査員の志らくが「ハゲ方がおもしろくない」とコメントしたことについて
陣内「ハゲ方がおもしろくない言われたらどうしようもないな〜」
林「好みはあると思うんですけど、おもしろいハゲ方を教えてください、と」
一同(笑)
林「ここが生えてたらもっとよかったのに、とか。ここがハゲてたら、とか 」
陣内「そんな自由自在にハゲられへんしなあ。確かに、あのコメントはちょっと効くよな。なんて返したらいいかわからんもんな」
林「生まれて初めて。ボケですら「ハゲ方がおもんない」って言われたことなかったんで。免疫が唯一ついてないところをシバかれたみたいな」
村田「ギャロップが昔からやってるつかみ、『みんな生えすぎちゃう?』『いやおまえが抜けすぎやねん』っていう。あれなんでいれへんかったのかなって」
林「おまえが抜けすぎやねん、って最初に言うと、ネタが変になっちゃうかな、って」
陣内「ああ〜今回のネタはね」
—ハゲいじりをひと通りやったところで
陣内「ネタ終わったあとの絡みも大事やもんな。あそこで『ハゲ方がおもんない』はなあ〜」

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スーパーマラドーナ「手」

田中が、漢字を出さないボケが繰り返しまし、やっと発表。

「手」

陣内「手、って何?」
田中「手は、て、て、……テッテレー!」
陣内「え! 何?」
—田中がネクタイの裏を見せると、折りたたまれた千円札が!
田中「千円札を挟んでました〜!」
一同(笑)
陣内「わかるか! あれでもよかったんじゃない、テッテレー」
武智「あれだけでも残せてよかったです」
陣内「でもラストイヤー、どう? ちょっと俺も思ったのよ、松本さんが言ってたように、ネタにサイコな感じがあるやん?」
武智「まあ、今年はたまたまそれができちゃって、田中の良さを出すにはちょうどいいな、って思ったんですど、今日のお客さんには合わなかったです」
陣内「ちょっと最初お客さんも緊張されてたんかな」
武智「ドアタマめっちゃウケたんですよ。あそこでめっちゃつかんで、そのあとめっちゃすべったんですよ。ずっと。すべりきったんですよ」
陣内「あそこからどう来るんやろうって期待感がグーッて上がったんやろな」
武智「ああ〜。だからケツにでっかい笑いがあったらよかった。ドアタマが一番盛り上がるところだったんで、ちょっとそこが」
陣内「本番前に、川瀬にネタ見せしたってのはほんと?」
武智「誰かの前でやっといたほうがいいと思ったんで、非常階段のところに川瀬座ってもらって、僕ら二人が全力でネタを見せるっていう」

陣内「それは川瀬はアドバイスすんの?」
武智「見るだけです」
川瀬「いや、まあ、ちょっとしましたけど、ドベなんで……」
陣内「そのときはドベじゃないよ」
武智「川瀬がめっちゃ笑うんですよ。だから行ける!って思たら、ドアタマ以外めっちゃすべったんですよ」
陣内「すべってはないて」
川瀬「もうホンマに! 芸人が芸人にネタを見せるなんて、今後一切やめたほうがいいです」
陣内「そんなん今まで聞いたことないもん。よっぽど誰かに見てほしかったねんな。でもスッキリしたろ、ラストイヤーに賭けてきて」
武智「それはそうですね」
陣内「この決勝の舞台に4年?」
武智「4年連続で出させていただきました」
陣内「それだけでもすごいことや」

トム・ブラウン「股」

股間の「股」

陣内「股。どういうことですか」
布川「ネタ的には楽しくやれて、僕らとしてはまずまずくらいかな、って思ったんですけど。何がダメだったのか考えたんですね。そしたら、Twitterの検索とかで、1位が「トム・ブラウン(スペース)股間」って」
陣内「股間?」
布川「ちゃんと見たら、どうやら僕の股間が、ふくらみ……」
—布川が立ち上がると、ノータックのパンツの股間に立派なふくらみが!
一同(笑)
陣内「何やのおまえこれは! ちんちん?」
布川「これ僕のポコなんです」
陣内「ポコ? ノーマルポコ?」
布川「ノーマルです」

陣内「でかすぎて色落ちしてるやん」
確かに、ネイビーのパンツの膨らみのところに色落ちが。
布川「これがなんか今、Twitterで流れてるみたいで。なんかそれで気が散った方がいるのかな、って」
陣内「いつも履いてる舞台の衣装なんや?」
布川「そうですね」
陣内「白なってるもんなあ」
布川「最終的にいつも、こっからビリビリって破けていくんですよ」
陣内「マジででかいねや」
みちお「普通のジーパンとかもこっからダメージ負っていくんです(笑)」

一同(笑)
陣内「ダメージジーンズ(笑)」
久保田「あの、敗者のコメントじゃないから!」
一同(笑)

陣内「仕事増えると思うよ!」

陣内「でもまあ、来年も出たくなったでしょ?」
布川「楽しかったです、本当に」
陣内「全くのノーマークやったもんね。でも爪痕残した」
布川「そうなってれば、うれしいですね」
陣内が、志らく、松本、礼二の得点が高く、上沼、巨人の得点が低かったことに触れて……。
陣内「正統派の漫才師にはやっぱりちょっと……っていう。でもこれはまあわかってやってるもんな」
久保田「なんか出たい番組ある?」
みちお「ああ……バースデイ」

一同(笑)
陣内「あれ、東山さんがやってるやつ。怪我するスポーツ選手のやつやで」
みちお「野球ボールとして出たいですね」
陣内「トリッキーなボケするなあ、自分」
みちお「すいません」
陣内「でもまあ、仕事増えると思うよ!」

かまいたち「謎」

そのまんま、「謎」

山内「ネタやった感触、完璧やったんですよ」
陣内「俺もさっき言うてたのよ。かまいたちの点数はもっと跳ね上がってもいいんじゃない?って」
山内「ちょっと最初、若干重たい空気あったじゃないですか」
陣内「まあちょっと、みんなも緊張して、お客さんも緊張して、っていうところはあったよね」
山内「ていうのがあって、出てって、自分らのペースでやることだけ心がけて、思ったとおりにできて、ネタ終わりに司会者の方の横行くときにみんな(他の演者)の前を通るんですけど、僕はもう、こうやって(全力でガッツポーズ)」
一同(笑)
山内「めっちゃやって、司会者の方の横着いて、とろサーモンの久保田さん見たら、こう(良かったぞ!って親指立ててウインク)やってて」
久保田(笑)
陣内「手ごたえはあったんやな」
久保田「体感で、明らかにウケ方ちゃうかったもん。(決勝へ)行ったやろ、と思ってやってもうてん」
山内「で、点数見たら、めっちゃ低かったんで(笑)。ええ!って思って」
一同(笑)
陣内「いや、低くはないけど、俺も跳ねたなと思ったから。こっから高得点が連発するんかなと思ったけど」
山内「いや、低いんかい!って」
陣内「上沼さん94点やで」
山内「上沼さん入れていただきました。ただ全体的に、イメージしたガッツポーズの僕と(予想が)違って、すごい恥ずかしくて」
陣内「93!94!みたいになると思ったんや」
山内「そうです、だからガッツポーズして、みんなを鼓舞して、こっから行きまっせ!ってやってたら、低いんかい……!っていう」
陣内「志らくさん88点。でも志らくさんから良いコメント言われたやんか」
濱家「でも厳しい感じやったんで、Twitterのフォロー外したろうと思ってます」

一同(笑)
濱家「でもホントに楽しかったです」
陣内「でもやりきった感じもあるし、暫定BOXにいてたけど、(落ちたのは)最後の最後か」
濱家「そうですね、でもこのメンバーでやれてよかったです、うれしかったですね」
—この後、敗退決定のときに、濱家が痛風の話をしてめっちゃすべったことを散々いじられて、
濱家「今日はすべったすべってないは関係ないですから。気持ちを見せたかったんですよ。気持ちを見せれたからホンマいいです」

ミキ「他」

他人の「他」

昴生「他人の意見を気にしすぎたというか、いろんな情報が入ってきてそれに惑わされたというか。久保田さんに腹が立ってるんですよ」
久保田「ん?」
昴生「久保田さんが、敗者復活が始まる前に、Twitterで『敗者復活の投票は公正にしてくれ、おもしろい人に入れてくれ、人気とかカッコいいとかだけで入れんといてくれ』みたいなのをやってはったんですよ」
久保田「ああ、俺は書いたよ」

昴生「で、いいことつぶやいてはるな、って思って下見たら、他の人からのリプライ(返信)が『おい!ミキ聞いてるか!』とか『おいミキのファンわかってんのか!』そんなんを……」
—ここで久保田が昴生に詰め寄ります。
久保田「俺のせいにしてんのか?(怒)」
昴生「へっ?」
—久保田、昴生との距離を鼻が触れそうなほどに詰めます。
久保田「俺のせいにしてんのか?(怒)」
昴生「だってそうやん、そんなんつぶやいたから」
久保田「じゃあおまえは去年M-1出たとき人気だけで出たのか?(怒)」
昴生「いや違います」
久保田「実力で出たんだろ? 俺がオマエを名指しで書いたってか? おもろいやん(昴生をビンタする)」
一同(笑)
—痛がる昴生。
久保田「まだ火、残ってるやん。来年楽しみにしとくわ!」
昴生「チャンピオンかホンマこいつ!」
陣内「そういう意見を気にしたんか昴生は」
昴生「気にしたっていうか、そういうのあるとワーってなりますし、やめてくれよ、って」
陣内「世間はそういう風に見るから、ってことな? ミキは人気があるから、っていう」
昴生「そういう見方されんの嫌です」
陣内「でもちゃんとおまえ、決勝に上がってきたやん」
久保田「(敗者復活では)実際ミキが一番ウケてたんだろ?(怒)」
昴生「あ、はい、ウケてました」
久保田「じゃあそれでいいじゃねえか胸張れよバカ(怒)」
昴生「なんやねんこの人!」

一同(笑)
昴生「やりづらいわ! ケンカはケンカでもちょっと違うねんこの人は!」
—久保田は楽しそうにニヤニヤしてました。

川瀬名人のM-1講座

陣内「まあそういうがあって、他の芸人の目が気になった?」
昴生「気になりました。(ゆにばーす)川瀬も、(先日)違うネタ番組の収録あったんですけど、楽屋でM-1講座を開いてたんですよ」
亜生「私が全部知ってるから、私にM-1を聞きなさいって。俺が言うことは毎回当たってるって」

陣内「M-1講座(笑)」
—ゆにばーす川瀬、やめてくれという表情。
昴生「霜降りの前でも言うてたんです、霜降りは2本めがちょっと弱いみたいなこと言うとったんですよ。で、一組一組、和牛さんはこうや、ジャルジャルさんはこうや、みたいなの言ってて」
陣内「ほう」
昴生「じゃあ僕が、見取り図さんはどうなんって聞いたら、速攻で『見取り図さんはない』って言うてました(笑)」
陣内「おいおいおい、おまえはそんなことしてんのか!」
川瀬「もう、ドベで理論破綻したからええやん! 実証したやん、自分がどんだけ間違ってるか」
—ここで敗者復活戦は大激戦だったことを振り返りました。
亜生「でも敗者復活で1位になって、一回優勝した感じで(準決勝に)出たんで、気分的には楽になって。めっちゃ力抜けてできました」
陣内「(昴生に)気にしすぎやねん。こないだもさんまさんの番組で、ザブングルの加藤が『バント漫才』って言うたやろ」
昴生「バント漫才って言わんといてください!」
陣内「なんでそれをさ、気にするの」
昴生「昨日も営業で、おっさんばっかりの円卓んとこでめっちゃスベって、おっさんに最後『やーいバント漫才!』って言われたんですよ! もう殺したろかなあのおっさん!(怒)」
一同(笑)
陣内「気にするなて」
昴生「見てるかあのおっさん! バント漫才で4位になったったわ! 殺したるぞ!(怒)」
陣内「殺すな!」

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ジャルジャル「亜」

アルゼンチンの「亜」

後藤「アルゼンチンアルゼンチン言わしてもらったんで、来年のアルゼンチン系のお仕事はいただきます」
一同(笑)
久保田「教えてそれ! どんな仕事なん(笑)」
陣内「検索ワードランキングでジャルジャル1位やったよ」
福徳「僕らは志らく師匠が99点。笑わなかったみたいですけど」
陣内「上沼さんが88点。11点差が」
福徳「上沼さんは嫌いって言ってましたよね」
陣内「ジャルジャルは好きだけど、このネタは嫌い、って」
福徳「そうかーそこは悔しいですけどね」
—福徳を泣かせようと、後藤と陣内がイジります。
後藤「泣いてるよな?」
陣内「頼む、泣いて」
福徳「いや、思ってるより、清々しいねん」
一同(笑)
福徳「めちゃくちゃ気持ちいいし、M-1に出てよかったし、マジで感謝してますわ。人間としてもデカくなれたし、漫才師としてもがんばれた、マジで感謝してます」
陣内「まあ、やりきったということね。でもまあ、アルゼンチンで爆発したからな。おもしろかった」

和牛「輪」

輪廻の「輪」

水田「輪廻の輪なんですけど、たぶん生まれ変わらないと優勝できないと思います」
一同(笑)
陣内「んなことないて」
川西「(水田に)もう今生無理やんなあ?」
水田「この人生では無理なんやろなあと思います。今度生まれ変わってもう一回相方と出会えたら。もう一回そのときにM-1に挑みたいと思います」

陣内「いやでも今回も(決勝)行ったと思ったやろ。ゾンビのやつで最後回収して、得点バーンいったやんか」
川西「でもね陣内さんそれはね、行ったと思わないですよ」
陣内「行ったと思わない?」
川西「思わないです思わないです」
陣内「決勝やったときは感覚どうやった?」
川西「(優勝)行ったと思わないです」
水田「僕は、今年こそはちょっとあるかなーと思いました。でも、先に4票(霜降り明星)が出ちゃったんで」
陣内「そっか。でも後半の和牛・和牛・和牛は、嬉しい和牛三連チャン」
水田「ありがたいです。ありがたいんですけど、去年もそうだったですけど、和牛の票を、いつも負けた気持ちでしか見れてないんですよ。(去年も)とろサーモンさんが先に4票出ちゃったんで」
陣内「そっか、逆から出てたら見方変わってるのか。でも、ほんとどうなるかわからんかったからね」

このあと霜降り明星が登場しますが、彼らのコメントは他のメディアでたくさん取り上げているので、この記事では省略します。

敗戦直後に、敗因を語るしんどさ

それでも笑顔を見せるプロ意識

露骨に悔しさを見せていたのがゆにばーすの二人。ゆにばーすはM-1への思い入れが人一倍強い中、本番に実力が出せなかったこと、最下位で終わったことなど、落ち込むポイントが多すぎたのでしょう。
他のコンビはだいたい笑顔でした。一刻も早く帰りたいような気持ちを押さえて、芸人として振る舞う姿にはプロ意識を感じました。
1年かけて挑んだ大会でベスト8まで残り、そこで負けた悔しさは、どれほどのものなのか想像もつきません。結成15年目のギャロップ、スーパーマラドーナ、ジャルジャルはもう挑戦することすらできません……。
ただ、マイナスの感情だけではなく、特別な思いもあるようです。同じ場所で競ったライバルですが、同じ場所で競った仲間でもあるわけで。
かまいたちの濱家は「仲間感はありますよ。決勝のメンバー見て、ゴールテープの前で横一列で手つないで立ってる感覚になりましたもん」とも語っていました。

最後に、ちょっとほっこりするコメントを紹介して記事を締めます。

ギャロップの毛利が感動した言葉

スーパーマラドーナの武智も「うれしかった」

終盤、視聴者からの質問に答えるコーナーがありました。そのあと少し時間が余ったようで、陣内が「今思ってること自由に言ってくれていいよ」とひな壇に振ったときのこと。
ギャロップの毛利が一番に口を開きました。

毛利「僕、うれしかったんは(ナイツの)塙くんが言ってくれた『スーパーマラドーナとギャロップは今後、漫才師として一緒にやっていく仲間なんだなと思った』っていうコメントにすごい、こうグワっと入ってきました」
武智「めちゃくちゃうれしかったですね」
毛利「あの言葉は……染みましたね」

劇場に行こう!

彼らの漫才師としての人生はまだまだ続きます。これで終わりではなく、劇場にも足を運んで、漫才を楽しみたいなと思わせてくれました。
ファイナリストの皆さん、本当におつかれさまでした! ルミネに見に行きます!

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