YURUMI主催「不登校経験者・保護者向け座談会」を見学してきました。

2019-06-14

6月2日(日)に都内で開催された、
YURUMIによる「不登校経験者・保護者向け座談会」を見学させていただきました。

その様子をレポートします。

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YURUMIとは?

2019年2月に設立されたNPO「Social Capital Reconstruction」が行なっている、家庭教師派遣事業の名称です。

“不登校・ひきこもり経験者による、現役不登校向けの家庭教師サービス”をコンセプトにしているのが特徴。

社会人として活動している不登校経験者が、
単に勉強を教えるだけに留まらず、当事者の心に寄り添いながら、社会的な自立を目指す在宅教育サービスです。
出典:https://www.yurumi.org/

こちらのYURUMIさんが開催していたイベントが、「不登校経験者・保護者の座談会」です。
https://twitter.com/yurumiorg/status/1131452362483093505

2019年4月に第1回が開催されており、今回見学させていただいたのが第2回でした。

第1回はこんな感じだったそうです。
https://twitter.com/yurumiorg/status/1123914206674337794

座談会の内容は?


第2回も、日本橋にあるルノアールの貸会議室にて開催されました。

僕を含めた参加者は6名。
内訳は、主催者のYURUMIの方が3名、一般参加者が3名。
一般参加者は、いずれも初参加の方でした。

まずは簡単な自己紹介から

主催者であるYURIMIスタッフさんが、座談会の進行の進行を務めてくれました。
まずは全員の簡単な自己紹介。

自分と不登校との関わりや、この座談会に参加した理由などを順番に話していきます。

年齢の公表義務があったわけではありませんが、おおよそ自己紹介の内容から推測するに、参加者の年齢層は20代から40代と幅がありました。

ほとんどが不登校経験者であり、自身の経験からこの座談会に興味関心が湧いた方ばかりでした。
また、この時点ですでに感じるのが、不登校になった時期や期間、至る経緯、家庭環境など、一人一人が違う内容であるということ。
同じ不登校という経験でも、個人によって違いが大きいものであることが自己紹介だけでも浮き彫りになりました。

座談会は、当事者が不登校問題について考えていることの共有という目的があるものの、大まかなテーマを決めてのフリートークとして進行していきます。

最初のテーマは「学校の問題」

最初になんとなく決まったテーマは、「学校」について。
学校に行けなくなると不登校という状態になるわけですが、学校にも何かしら問題があると感じているのでは……という視点から、意見を共有していきます。

挙がった意見の例はこちら。

学校に行きたくなくて不登校になったのに、学校からのお知らせは家族の誰かが学校まで取りに行かないといけなくて、それが負担だった。
スクールカウンセラーが置かれるのは良いことだが、スクールカウンセラーと相性が良くなかった場合、その子は行き場が無くなってしまう。
一定の年代以上の教員は、不登校がほとんど存在しなかった学生時代を過ごしているので、不登校に対してなかなか理解が進まないのかもしれない。
進学校にいたけれど、自我なんて無くて、ただただ敷かれたレールを進むだけの生活だった。

なかでも印象に残ったのは、YURIMIスタッフさんのこちらのコメント。

学校は子どもを均一化していくシステムで、そこから外れてしまった子どもが不登校となる。不登校の子どもをさらに均一化して扱うのは、やはりどこか無理があるので、1対1の対応が必要だと思う。

これはYURIMIのコンセプトのひとつであり、座談会の後半でも掘り下げられたテーマとなりました。
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不登校対応の地域格差

東京と地方では、やはり支援体制に差がある、という話題も出ました。

フリースクールの数、支援するNPOの数、その質は別としても、地方ではやはり絶対数が少ない現状があります。

不登校の子どもが二次障害で病院に行くとなっても、初診が半年待ちとなっている地域もあるそうです。

不登校の認知が進んでも、その受け皿がとにかく足りていない。

とくにYURUMIの皆さんは強く意識されているようでした。

後半はさらにフリートークへ

時間が経つうちに、参加者もそれぞれ思うところを語り始めました。

スクールカウンセラーの資質、サードプレイスの存在、このままの自分では働けないのではないかという不安……。

不登校の経験者同士で意見を交わすという経験は、思っていた以上に語りたい気持ちを刺激するのかもしれません。

不登校の子どもと、ピア(仲間)として接するという、YURIMIの家庭教師のコンセプトも興味深いものがありました。

気づけばあっという間に2時間が経過。

最後はそれぞれが感想を述べて座談会は終了となりました。

YURIMIさんの新しい試み

2019年4月に立ち上げたばかりの「YURIMI」、本格的な活動はこれから始まっていくかと思います。

今回の座談会でも、不登校経験者による家庭教師だけでなく、臨床心理士Vtuberによる地方へのカウンセリングや、不登校経験者でも参加しやすい就労体験イベント、オープンダイアローグ研究会などなど、気になる企画を耳にしました。

今後もYURIMIさんの活動を取材する機会がありましたら、レポート記事にしていきたいと思います!

座談会参加者の皆様、ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

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ゆるみ 元不登校/臨床心理士/家庭教師

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Posted by suisui